赤城山の黒檜山・駒ヶ岳に登ってきました!
今年は例年に比べて雪が少なく、気温の高い日も続いていたため、チェーンスパイクをどのタイミングで使うかとても悩みました。
結論から言うと、登りではチェーンスパイク必須の場所がありました。
この記事では、実際に登って感じた
・2月の赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)の雪の状況
・チェーンスパイクを使ったタイミング
・当日の登山ルートの様子
を紹介します。
これから赤城山に登る予定の方の参考になれば嬉しいです⛰️
今回の登山ルートと登山データ
今回は、赤城山の黒檜山から駒ヶ岳を周回する人気ルートを歩きました!
ルートはこちらです。

なぜこのルートを選択したかというと…
単純に、赤城山の最高峰である黒檜山のピークを踏みたかったから!!!
自称“ゆるめ日本百名山ハンター”の私は、今回が赤城山初登山!
王道の人気ルートにとりあえず行ってみよう!との思いつきから、このルートに決めました。
登山データ
山名:赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)
標高:黒檜山 1,828m
駒ヶ岳 1,685m
エリア:群馬県前橋市
登山日:2026年2月22日(日)
天候:晴れ、風なし
コース:あかぎ広場駐車場 → 黒檜山登山口 → 黒檜山 → 駒ヶ岳 → あかぎ広場駐車場
登山時間:約2時間41分(休憩時間除く)
冬装備:チェーンスパイク、ゲイター、Gore-Tex登山靴
この時期はアイゼンなどの冬装備が必要になることもあります。
残雪期の装備については、初心者向けに別記事で詳しくまとめています。
残雪期登山の装備と注意点|初心者が失敗しない春の登山対策(3月〜)
赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)の駐車場・トイレ事情
私が登ったのは2026年2月22日(日)。三連休の真ん中でした。
あかぎ広場駐車場に着いたのは8時半ごろ。
〈三連休の真ん中〉〈天気が良い〉〈ワカサギ釣りシーズン〉ということもあり、駐車場は9割ほど埋まっていました。
当初は黒檜山登山口駐車場に停める予定で行きましたが、到着すると、トイレが見当たらない…!
「トイレあり」との情報を事前にネットで確認していましたが、実際には見つけられず、下にあるあかぎ広場駐車場へと引き返し、駐車しました。
👉 後で調べてみると、黒檜山登山口駐車場の少し下ったところに赤城神社参拝者トイレがあったようです。
あかぎ広場駐車場に車を停め、道路を渡ったすぐのおのこ駐車場内トイレで用を足し、ゆるゆると登る準備を始めます。
まとめ
【駐車場】休日8時半の状況
・黒檜山登山口駐車場:空きあり
・おのこ駐車場:満車
・あかぎ広場駐車場:9割ほど埋まっていた
【トイレ】
・おのこ駐車場内
・赤城神社参拝者トイレ(黒檜山登山口駐車場から少し下った場所)
・登山道はトイレなし
登山開始|あかぎ広場駐車場から黒檜山へ
さてさて、準備を始めます。
準備をしながら山を見ると、
「ほとんど雪がなさそう…!」そんな印象を受けました。
ちなみに麓の駐車場や路肩は、端に少し雪が残っているのみ。
「これならチェンスパいらないか?」
そんな言葉も頭をよぎりましたが、私が残雪期に大切にしている言葉、
“お守り代わりにチェンスパ持ってこ” を思い出し、ザックへ放り込みました。
準備を済ませ、いざスタート。

大沼で氷上のワカサギ釣りをする人たちを横目に、しばらくは緩やかな上りの道路を歩きます。
楽しそうな人たちが目に入り、
「いいな〜!ワカサギ釣りしたい!」そんな言葉が溢れますが、
「いやいや、今日は登山に来たんだから!」
そう自分に言い聞かせながら、車道を歩きます。

道路を歩きながら、「下の駐車場に停めておいて良かったな〜」なんて、ふと思いました。
なぜなら、下山後に、駐車場までの道路を歩きたくないから!
過去の登山で、下山後に駐車場まで道路を歩かなければならず、「しんどい…!」と何度も思い知らされたからです😂
しばらく進むと、黒檜山登山口が見えてきました。
いよいよここから本格的な登山のスタートです。

多くの登山者は、この登山口の前でチェーンスパイクを装着していました。
しかし私は登山道をチラッと見て、
「そこまで凍結していなさそうだし、ここでチェンスパを付けると、岩で削れてしまいそう…木の根を傷づけてしまいそう…」
そう判断し、チェーンスパイクを装着せずに登り始めることにしました。
登山口を入ってすぐ、岩の多い道が続きます。
「思ってたより、いきなり急登だな」と内心思いながらも、岩や地面が出ている箇所が多かったこともあり、慎重に足元を確認しながら登っていきます。

「まだチェンスパいらなそうかな?」と自分に問いかけながらどんどん登ります。
黒檜山登山口から黒檜山山頂に向かう登山道は北側に面しており、日の当たらないところでは肌寒く感じることもありました。
また、ここ数日は気温が高かかった日が続いていたとはいえ、まだまだ凍結している部分もあり、滑らないよう足の置き場に注意しながら進みます。
半分ほど登ったあたりで、富士山が見えるビュースポットに到達しました。

うーーーっすら富士山が見えています。ラッキー!!!
登山中に富士山が見えると、つい「ラッキー」だと感じてしまうのはなぜでしょう?
やっぱり日本人の性なのでしょうか…
そんなウキウキ気分も束の間、このあと徐々に登山道の様子が変わっていきます。

明らかに残雪の量や凍結箇所が増えてきました。
「そろそろチェンスパいるかな…いや、まだいける」
自分でも良く分かりませんが、なぜか変な強がりが出てきます。
しばらくそのまま進みましたが、
一歩一歩慎重に歩くことでペースが落ち、滑りそうな足に力を入れながら登ることに疲れ、
黒檜山登山口から3分の2ほど登った辺りでチェーンスパイクを装着しました。
チェーンスパイクを装着すると、「ぐんぐん登れる😆」
さっきまで変に力が入っていた感覚が、嘘のようになくなりました。
さらに、「滑らないように、滑らないように」と、そこばかりに意識が向き、登山道の雰囲気や山を歩くことを十分に楽しめていなかったことに気づきました。
やはり、こういう場面では無理せず、早めに装着するのが安心ですね。
「まだ大丈夫かな」と迷っているくらいなら、装着してしまった方が、結果的に楽に登れること、改めて学ぶことができました。
雪の状態|黒檜山登山口〜黒檜山
黒檜山登山口からの雪の状態は、一度溶けた雪がまた固まったような感じでした。
日陰では凍結している場所や、凍った地面の上に雪が乗っているような状態でした。
一方で、日のあたる部分は雪が溶け始め、かえって滑りやすくなっている場所もありました。
特に、私がチェーンスパイクを装着した、黒檜山登山口から3分の2を過ぎたあたりからは、急登かつ凍結しているところが何か所かあり、チェーンスパイクなしでは転倒のリスクを感じました。
今回私が登りに使用した黒檜山登山口〜黒檜山ルートを下りで使う予定の方は、下山時は特に注意が必要かと思います。
※ツルツルに凍った登山道が、滑り台のようになっている場所もありました。
場所によって雪質や登山道の状態が異なっていたため、状況に応じて早めにチェーンスパイクを装着しておくと安心だと思います。
黒檜山山頂と絶景スポット
チェーンスパイクを装着したことで、ストレスなく登り進めることができましたが、
山頂に近づくにつれて、陽が照り付け、気温も上がってきたこともあり、汗ばむ場面もありました。
そんなこんなで、あっという間に山頂に到着!

黒檜山の山頂は、周りに少し木がありますが、気持ちいい山頂です。
いや〜、それにしても天気が良い。
さてさて、1〜2分進んだ先に絶景スポットがあるようで、向かってみます。

なんだか、すでに良さそうな予感…!
🚶♂️➡️🚶♂️➡️🚶♂️➡️

わーーーー!絶景ーーーー!!!
目の前には広い景色が広がり、遠くの山々までくっきりと見えています。
雲ひとつない最高の天気の日に登ることができて、幸せです✨
座れそうな石を見つけ、絶景を眺めながらおやつ休憩を取ります。
正直、どれが何の山かさっぱり分かりませんでしたが…
「きっと今まで登った山々が見えているんだろうなぁ」と思いながら景色を堪能しました。
黒檜山から駒ヶ岳へ縦走
腹ごしらえを終え、駒ヶ岳へ向けて出発。
この周回ルートでの楽しみのひとつは、縦走できること!
「どんな縦走路が待っているのだろう」とワクワクしながら進みます。

黒檜山山頂から駒ヶ岳へは、しばらく雪の残る道を下っていきます。
良い眺めで、気持ちのいい縦走路です。
この辺りは雪が溶け始め、シャバシャバとした雪質になっており、「チェーンスパイクの歯では効かないかもしれない」と感じたため、慎重に歩きます。
しばらく歩くと、整備された木の階段が続きます。
そこは完全に雪が溶け、泥、泥、泥。
かなり水っぽく、場所によっては泥が深く、足を取られる場面もありました。

しばらくそのまま進みますが、チェーンスパイクの必要性を感じなくなり、木の階段を痛めてしまう可能性もあるため、一度チェーンスパイクを外しました。
ですが、外す際も一苦労…
チェーンスパイクが完全に泥だらけになっており、滑って外しにくいうえに、外したことで手まで泥だらけになってしまいました🥲
チェーンスパイクを外し、泥道を下りきったあとは、またしても雪道の登り…!

「ああ、せっかくチェンスパ外したのに…」と愚痴をこぼしながらも、泥だらけのチェーンスパイクを再び装着します。
しばらく、シャバ雪の残る登山道を登り、駒ヶ岳へ。

山頂に到着です!
さっきの黒檜山の絶景スポットとはまた違った景色が見られ、満足です。

全面氷結した大沼も一望でき、赤城山らしい冬の景色を楽しむことができました。
駒ヶ岳山頂から下山
駒ヶ岳山頂には雪はほとんどありませんでしたが、念のためチェーンスパイクを着けたまま下山することにしました。
少しの間、雪のある道を進みます。

こちら側は南斜面ということもあり、融雪が進んでいます。
このあたりで、嫌な予感がしました。
「この先、また泥なんじゃないか…」
・・・嫌な予感は当たりました。

やっぱり泥だーーー!!!
しかもさっきよりもびちゃびちゃのドロドロ…
たまらずチェーンスパイクを外しますが、またしても手まで泥だらけ。
汚れた手はもう諦め、泥で滑りそうな登山道を注意して歩きます。
しばらく下ると、階段が現れ、よく整備された道になっていきました。

とても歩きやすく、さくさくと下っていきます。
ですが、油断は禁物。
所々に泥のある場所があり、とても滑りやすくなっていました。
足元を気にしながら下山していると、あっという間に下山完了!

ここから車を停めたあかぎ広場駐車場には、5分もかからず到着し、この日の登山は無事終了です!
天気にも恵まれ、景色を楽しみながら歩くことができた今回の山行。
雪・氷・泥と変化の多い登山道に悩まされながらも、とても充実した登山となりました。
お疲れ様でした!!!
赤城山|黒檜山〜駒ヶ岳周回ルートのまとめ
今回歩いた黒檜山〜駒ヶ岳の周回ルートは、景色を楽しめるだけでなく、雪や氷、泥といったさまざまな登山道の状況を体験できる山行となりました。
黒檜山登山口から山頂にかけては凍結している場所もあり、途中からチェーンスパイクを装着して登ると、歩きやすさが大きく変わり、滑りを気にせず登ることができたのが印象的でした。
一方で、縦走路や下山では雪が溶けて泥になっている場所も多く、チェーンスパイクの着脱や足元の状況に気を配りながら歩く場面もありました。
季節や天候によって登山道の状況が大きく変わるため、冬〜残雪期に登る場合は最新情報を確認しチェーンスパイクなどの装備を準備しておくと安心ですね!
残雪期登山を安全に楽しむためには、事前準備がとても大切です。
装備について不安な方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
残雪期登山の装備と注意点|初心者が失敗しない春の登山対策(3月〜)
ポイント
・黒檜山登山口からの登りは、チェーンスパイクがあると安心
・融雪が進む時季は泥が多くなるため、ゲイターと防水の登山靴が必須
・例年になく雪が少なかったようなので、その年によって登山道の状況は大きく変わる可能性があります。(★登られる際には、最新情報をチェックしてから登ることをおすすめします。)
おまけ|山バッジとお土産
下山後、おのこ駐車場のすぐそばにあるお土産屋さんで、山バッジを購入しました。

ついでに、「赤城山 かくし味」なるものも購入!!
お土産屋さんで試食をさせてもらい、「これは白米に合う!!!」と私のお腹が唸ったため購入させていただきました。
佃煮や漬物が大好きな私には、たまらない味でした!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
みなさま、家に帰るまでが登山です。
楽しみながらも、どうかお気をつけて行ってらっしゃい⛰️✨

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